今日、母の日を二日遅れではあったけれど、プレゼントを渡した。10才の時から母と呼び続けてきた人がベット生活になってしまった。父は今年の2月にあの世の母のもとに旅だった。残された母にどの様に感謝の気持ちを
表現したらよいのか、他家に嫁いだ者には悩むところだ。今こそ傍に寄り添いたい気持ちと、里には距離をおいて遠く見守る事が母への孝行になるのだと、その狭間を行き来しながら母がデイサービスに行く時に着てゆくベストを選んだ。
私の嫁入り道具を立派に支度し、孫の誕生から高校入学まで一人一人に祝儀を包んでくれた母。私に決して恥をかかせなかった。お母さん有難うの一言に尽きる思いで些かの贈り物をして何かを果たした様な安らぎの中に居る。